春の訪れを告げるヨシ焼き・緑川流域の環境保全など川口漁業協は環境問題に取り組んでいます。

緑川の源流域「緑仙峡」の魅力


 12年前から毎年春を迎える前に、緑川の河口中州にて“ヨシ焼き”を実施しています。毎年、たくさんの方々にご協力いただき、無事に遂行することができています。



 「ヨシ焼きIN緑川実行委員会」藤森隆美代表はじめメンバーひとりひとりが、皆様への感謝と大自然の恵みをいただく感謝を持ち続けながら、有明海の環境を守っています。ヨシ焼きもその一環です。


 遥か昔から流れる緑川の上流がどのような環境なのか、ご紹介します。

 緑川は総延長74㎞の一級河川で有明海に注ぎ込んでいます。
 緑川の源流域は、その一帯を「緑仙峡」(りょくせんきょう)と呼ばれ親しまれている渓谷です。九州山地の小さな沢から湧き出た水が集まり、長い年月を経て美しい渓谷をつくり出しました。緑川渓谷は、幅がおよそ200m、深さは50m〜200mと起伏が激しく、絶壁や岩などが多くとても迫力があります。
また、緑川水源は『くまもと名水百選』に数えられる清流で、ヤマメの生息地としても有名です。
 近くには、手軽に釣りができる体験スポットもあり、誰でも簡単にヤマメ釣りやマス釣りを楽しむことができるようになっています。

 水源一帯の流域は、ブナやクヌギなどの原生林に囲まれており寒暖差が激しく、四季折々の景観が楽しめます。春は桜、初夏は鮮やかな新緑、そして秋には燃えるような紅葉などさまざまな彩りを見せてくれます。
 エリア内には公営のキャンプ場があり、ここを拠点に渓流釣りや川遊び、トレッキングや森林探索などが満喫できるので、家族でアウトドアを楽しみたいという方にはおすすめです。